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平成23年度 カナダ語学研修

平成23年度 筑陽学園高等学校カナダ語学研修報告

平成24年3月8日から21日までの2週間、カナダのバンクーバー及び近隣のサーレー市で様々な研修活動がありました。

3月8日(木)
福岡空港に11時に集合。参加生徒15名と引率教員2名。出発式が行われ、代表の本田朱美
さんが「語学研修に行くことが出来ることの感謝の気持を忘れずに現地で学びたいと思います」との挨拶がありました。
定刻通り12:15に福岡空港を出発。14:00に成田空港に到着。定刻通り17:30に成田空港
を出発。飛行機の中で9時間。映画を見たり機内のゲームをするなどして過ごしました。

現地時間9:20にバンクーバー国際空港に到着。バンクーバーのダウンタウンで昼食。スタ
ンレーパーク内のトーテムポールパーク・プロスペクトポイントからノースバンクーバーの
壮大な景色を眺めました。15:30頃、サーレー市内にあるスポーツアリーナに到達。それぞ
れのホームスティ先の方が迎えに来られ、各生徒のホームスティ生活が始まりました。

3月9日(金)
Load tweedsmuir Secondary School訪問
数グループに分かれて学生の案内で校内見学。図書館へ戻り、校長先生から歓迎の挨拶を受けました。生徒代表の那波優美子さんが「カナダの環境に驚きました、貴校に来れたことを嬉しく思います」と挨拶をしました。
その後7つのグループに分かれ、カナダ側からPoetry Sharing(簡単な自己紹介のようなもの)
が披露され、本校生徒からは、折り紙・書道・茶道を披露。書道では相手の名前を漢字にあてて書いたのが大変好評でした。

午後は物理と芸術に分かれて授業体験。物理の授業ではグラフの動きに合わせて体を動かすゲームがあり、生徒は楽しんでいました。芸術の授業では現地生徒と一緒に折り紙を作り飛行機を飛ばすなどして遊びました。最後はフォークダンスの授業に参加。フォークダンスや動きのハードなダンスもあり、授業が終わってもそのダンスを踊り続ける生徒がいるほどでした。

3月10日(土)・3月11日(日)
休日はホストファミリーと一緒に過ごす日です。日曜日に教会に連れてってもらった生徒が
多かったようです。ショッピングをしたりダンスパーティに行った生徒もいました。皆、「楽しく
過ごすことが出来た」と言っていました。

3月12日(月)
この日から語学研修が始まります。担当はAnderson先生。非常に元気があり、授業の雰囲気
を盛り上げていただきました。二人ペアになり、お互いを英語で紹介しあいました。
またカナダコインに絵を描きました。

3月13日(火)
午前中は語学研修。最初のカナダの印象やカナダと日本の家の違いを英語で話しあったりし
ました。午後はアクティビティ。America and Canada Boerder,White Rock Beachを見学し
ました。

3月14日(水)
この日は一日語学研修。カナダと日本の休日の違いについて学んだり、文法の勉強などをし
ました。

3月15日(木)
9:00にKing George Stationに集合。この日はバンクーバーへ小旅行です。スカイトレイン
とバスを乗り継ぎ、ブリティッシュコロンビア大学(UBC)に行きました。
立命館大学の留学生が東日本大震災の現状を報告するブースがあり、現地の人たちがどのようにその現実をとらえているのかを説明していただきました。また、UBCの学生にインタビューもしました。午後はシーバスでノースバンクーバーに渡りました。

3月16日(金)
この日が最後の授業です。ビンゴゲームをしたり、Killer Whale と呼ばれる生物の見本を見
ながら描きました。昼食後、フェアーウェルパーティの準備をしました。
15:30にパーティ開始。始めに学校代表の挨拶の後、Anderson先生から修了書の授与。生
徒一人一人の印象も述べられました。その後、書道や茶道の披露をし、最後は感謝の気持を
込めて、“いきものがたり”の「ありがとう」を合唱しました。

3月17日(土)・3月18日(日)
ホストファミリーとの最後の休日です。バンクーバー市内でショッピングをしたり水族館に
行ったりと、楽しい休日を過ごしたようです。

3月19日(月)
ホストファミリーとお別れをし、バンクーバーへ向かいます。セントラルのフードコートで昼食を
とった後、カナダプレイスへ。バンクーバーオリンピックの聖火台や表彰台・聖火など
を見ることが出来ました。17時頃まで自由時間を取った後、亀井ロイヤルにて夕食。久しぶ
りの和食に生徒も大変喜んでいました。

3月20日(火)・20日(水)
いよいよバンクーバー空港に向かいます。移動のバスの中ではカナダの景色を惜しむように
眺めていました。日本時間14:30成田空港に到着。入国審査等を経て、22:00福岡空港到
着。保護者や先生方など多くの方々に迎えていただきました。解散式を行い、カナダ語学研
修の全日程を無事終了しました。



参加生徒の感想

●初めてのホームスティで最初はとても戸惑い、ホームシックにもなりました。
しかし、一日一日を過ごしていくたびに少しずつ生活にも慣れ、英語での会話
にも抵抗がなくなってきました。海外に行くことで、多くのことを学ぶことが
できたと同時に、改めて日本の良さや家族、先生方、友達への感謝の気持にも
気がつくことができました。
そして一緒に行った先輩や友達とも仲良くなることが出来、本当に良い経験が
出来たと思います。

●この語学研修で日本ではできないような経験をたくさんすることが出来ました。
初日は緊張などもあって体調が万全でないなど大変だったけど、親切なホスト
ファミリーと過ごすうちにカナダでの生活に慣れることができました。
でもまだ英語で自分の気持をしっかりと伝えることが出来なかったので、もっと
英語を勉強したいという意欲が沸いてきました。
現地の高校訪問で特に驚いたことは、学校の自由さです。雰囲気は明るく、
皆明るく楽しそうでした。でも授業中はしっかり集中していてめりはりを感じま
した。食事はホストマザーがアジア系だったので毎日米を食べることができま
した。ホストファザーは紳士的、ホストマザーはいつもニコニコ、安心して過ごせ
ました。素敵な思い出が作れた2週間でした。

●カナダに行くのは初めてで、2度目のホームスティでした。2週間…気持的には
1週間も過ごさないうちに終わってしまった感覚でした。
もし又カナダでホームスティするなら、同じファミリーがいいです!!
ポジティブに元気を充電できた気がします。ホストファミリーと土日を過ごし
た時、一切日本語を読み、書き、聴きもしなかったので日曜の夜のひとり言が
英語になっていました。
他のみんなも、とても楽しく過ごせていたようで良かったです!!

●今回カナダ語学研修に参加してみて、とても良い経験になったと思います。
今まで当たり前だったことが次々に覆されていくあの感覚は人生で初めて感じ
たものであり、少し怖かったです。また自分の今までの価値観を否定されるよ
うなこともたくさんあり、戸惑いを覚えたこともたくさんありました。
しかし、異国の文化にこんなにも接し、今までの自分を本当の意味で見つめ直
すことができ、個人的には大変実のあるものを実感しました。
今回の研修はたくさんの人に支えられて実現できたことを忘れずこれからの生活に
活かしていこうと思います。

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