- 2015-06-22 (月) 11:39
- 筑陽学園
6月20日(土)の午後、造形作家の角孝政氏を講師としてお迎えし、自主選択特別講座が行われました。角氏は、現在、自称“造形屋”としてアミューズメント施設や美術館、博物館の立体造形を制作する傍ら、これまでの作品を展示したカフェギャラリー「不思議博物館」を運営し、「館長」として活躍されています。
今回の講座は2012年に民放テレビ番組で放映された不思議博物館を紹介する番組の視聴から始まり、1990年代以降のアート作品、造形屋として制作した作品、不思議博物館の展示などをスクリーンで紹介しながら、角氏が解説を加えていく形で進められ、時折、笑い声があがる和やかな雰囲気で行われました。
スクリーンには、初期のコンセプチュアルアート、造形屋としての製品、近年のオタク趣味とアートを融合させた作品など、オリジナリティの高い様々な作風の作品が次々と投影されあっという間の1時間でした。
最後に、6月12日に福岡市天神にオープンしたばかりの不思議博物館別館サナトリウムの紹介があり、そこでも斬新なアイデアに満ちた、来訪者を心底楽しませる角氏の発想に、参加した生徒たちは感心したり、驚いたり。講座が終了した後も数人の生徒達が角氏を囲み、質問したり、作品集を見入ったり、しばらく余韻を楽しんでいました。
会社勤務をやめ、作品制作を中心として自由にたくましく、そして楽しく充実した日々を送る角氏。数年前から、いつか講師としてお招きしお話をお聞きしたいと考えていましたが、今回実現できて、本当に良かったと思っています。
文 デザイン科 岡元 健
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