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令和元年度 創立記念式・創立記念講演

5月31日(金)に本校の創立記念式および記念講演が行われました。
創立記念式に先立ち、まずは校内放送で本校の歴史を綴った映像が放映され、全校で筑陽学園の歴史を振り返りました。


創立記念式

創立記念式では、校長先生より、校訓「人を愛し ひとに愛される人間」について詳しく説明がありました。
この校訓を実現するために情操教育を理想にし、校歌に真善美が織り込まれていますとお話がありました。
また、創立80周年を迎えた時に、「自らを学び、失敗から学び、自然の本質から学ぶ」というスローガンをかかげ、それから毎年テーマを掲げてきました。
今年のテーマは「Breakthrough!(難関突破)」です。
皆さんに、いろんな面で頑張って難関を突破してほしいとい気持ちが込められています。と式辞がありました。


創立記念講演

引き続き、記念講演が行わました。
『 新しい御代「令和」と太宰府 』と題して、本校ともゆかりの深い元号になった令和と太宰府について、森弘子先生に講演をして頂きました。
記念講演では、令和の典拠となった万葉集の中の梅花の詩32詩の序文の解説や梅花の宴を開いた大伴旅人について。
万葉集の編纂をした大伴家持、そして万葉集が中国の文化と日本の文化を融和した和歌集であることなど、「令和」の典拠になる万葉集について分かりやすく解説がありました。
また、梅花の宴を開いた大伴旅人の屋敷がどこにあったのか、3つ説の解説があり、その一つに本校のすぐ近くにあることを地図を照らし合わせなが解説がありました。
合わせて、当時の太宰府の役割など歴史的にも重要な場所に筑陽学園あることをお話していただきました。

最後に、元号の意味すること令和への意味するものを確認して、講演を締めくくりました。

元号の意味するもの

  • 西暦は全体のページ
  • 元号は章
  • 元号は文化
  • 令和は英訳ではBeautiful Harmony(美しい調和)
  • 形が整って令しい
  • 令(うるわしい)にはもっと深い意味が
  • 令しい和の精神を世界に広めていく(中西進氏)
  • 元号は新しい時代の目標となる価値観

講演後は、生徒会長よりお礼の挨拶、中学校生徒会長より花束の贈呈が行われました。
森先生、ありがとうございました。
筑陽学園ともゆかりの深い元号になった令和と太宰府について、詳しく解説していただき、生徒たちも、さらに地元太宰府への興味・関心を持てたことと思います。
また、そんな歴史的な街にある筑陽学園を誇りの思えたことと思います。



講師紹介

森 弘子

京都女子大学文学部卒
卒業と同時に太宰府天満宮文化研究所研究員となる
九州大学にて博士(人間環境学)号取得
(財)古都大宰府保存協会文化部長・事務局長、太宰府市教育委員、太宰府市史編集委員などを経て、現在、学校法人筑陽学園評議委員、福岡県文化財保護審査会委員など県下自治体の文化財保護行政と歴史まちづくりに携わる
【主な著書】
太宰府発見 – 歴史と万葉の旅(海鳥社)
さいふまいり(海鳥社)
西高辻進貞 – わがいのち火群ともえて(太宰府天満宮)
宝満山歴史散歩(葦書房)

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