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2010-08

全国大会 写真部門に参加して

第34回全国高文祭(宮崎大会)写真部門 《写真漬けの3日間》

 8月2日~4日まで宮崎県宮崎市で行われた第34回全国高等学校総合文化祭の写真部門に本校写真部2年寺村卓朗君が同伴生徒の3年牛原佳穂さんと出場しました。
宮崎は家畜伝染病《口蹄疫》で想像もつかない悲惨な時期があり、この全国大会の開催も危ぶまれていましたが、7月末に何とか非常事態宣言の全面解除がなされ、県内各所で無事に全国大会の行事が行われました。

8月2日(第1日目)
 高速バスで福岡を出て4時間、宮崎に近くなると車窓から牛が居ない牛舎が目に映りました。
最初の行事は部門開会式で、午後からの撮影会の説明等がありました。
撮影会の会場は[こどもの国]で、青々とした緑と広くて長い海岸線-全国から集まった300余名の生徒カメラマン達も広い海岸では少なく感じられました。そこで生徒たちはそれぞれに好きな被写体を選び、作品作りに取り組んでいました。

撮ってきた写真のデータをパソコンに入れ撮影会の作品を出品。本校の寺村君は他の人とは少し視点を変え、[こどもの国]の庭を手入れしているトラックターを流し撮りで撮った写真を選びました。

8月3日(第2日目)
 5時から早朝撮影です。平和台公園へ行き巨大な塔の階段で様々な撮影を実験をしました。散歩に来られた付近の方々が、皆気持ちよく挨拶をされていました。[はにわ園]では不思議で可愛い埴輪が沢山ありました。
 今日は行事は報道写真家の桑原史成氏と芥川仁氏の「報道写真の魅力」の講演や入賞作品の講評がありました。写真の記録性の大切さを力説されていました。その後、全国展の会場で様々な作品を鑑賞し、作品のレポートを書いて提出しました。
 
そして午後は畜産農家の近辺へ行き撮影をするという目標が叶いました。道路のあちこちでは安全のために車両消毒の場所も設けられていました。牛が居ない牛舎や家畜の市場などが何とも寂しげでした。

夜は福岡県から出場した生徒や先生方と写真を持ち寄って交流を深めました。

8月4日(最終日)
 今日も早朝撮影です。公園や町の路地などの「町歩き」をし、被写体探しの楽しさを実感しました。
今日は最終日、昨日の撮影会の作品を予め審査員が50点に絞り、出場生徒が選ぶという審査でした。
今回は上位の賞に入賞することはできませんでしたが、この大会を通して写真のもつ難しさと楽しさを経験し、何をどう記録するのが重要かを学んだ貴重な3日間でした。

それから口諦疫で大変だったのに関わらず、宮崎の方々の優しさを本当に感謝いたします。

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