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2013-10-17
デザイン科設置50周年記念講演会
- 2013-10-17 (木)
- 筑陽学園高等学校
こんにちは。
10月11日に、デザイン科設置50周年記念講演会が福岡ガーデンパレスで行われました。
デザイン科の生徒をはじめ保護者の方や一般の方にもご来場いただきました。
講師には、株式会社電通の北九州支社長、熊本支社長を歴任され現在、福岡広告協会 事務局長をお勤めの内藤 謙一氏をお迎えして、
「もっと気持ちを伝えるために。〜広告制作から知る、コミュニケーション術〜」
というテーマについて、講演して頂きました。
講演会では、校長先生より挨拶と内藤さんの紹介がありました。
内藤さんの講演は、大きく3つの内容のお話がありました。
もっと気持ちを伝えるために。〜広告制作から知る、コミュニケーション術〜
- 第1章 言葉から始まる
- 第2章 ビジュアルの力
- 第3章 広告コピーの力
第1章 言葉から始まる
「言葉から始まる」では、1964年の東京オリンピック招致で、平沢和重さんがたった15分のスピーチでIOC委員の心を動かしてしまった。というエピソードを例にあげて言葉の重要性を解説して頂きました。
さらに九州新幹線全線開業のCM(3分)を流し、このCMを実現させるためにクライアント(JR九州)、列車運転関係者、駅のスタッフ、撮影スタッフ(カメラ50台、ヘリコプター1機)、出演者2万人という膨大な方々と交渉したプロデューサーの力が生み出したものと解説され、交渉力(言葉)の重要性をさらに強調されました。
そして、その言葉の力を鍛えるには、日頃から、「あいさつ」をするようにして下さい。とアドバイスも頂きました。
さらに、内藤さんが手がけたCMを上映しながら、CMにおける言葉の力や制作の裏話を聞くことができました。
第2章 ビジュアルの力
「ビジュアルの力」
言葉も大切ですが、やはり広告といえば、ビジュアルも重要になってきます。
内藤さんの作品と、クリエイティブディレクターの大貫卓也さんの作品を見ながら、ビジュアルの重要性やアイデアの重要性を語っていただきました。
また、アイデア次第で、お金をかけずに、素晴らしい広告を作ることができるこを解説して頂きました。
第3章 広告コピーの力
「広告コピーの力」では、ラジオ広告を聞きながら、ラジオならではの広告や改めて言葉の力を確認しました。
特にトヨタの安全キャンペーンのラジオCMは、子供の交通事故が多い時間の午後4時に合わせて放送され、車を運転している人の耳に止まる内容になっている大変素晴らしいCMでした。
内藤さん曰くこれ以上のラジオCMは他に聞いたことがない素晴らしいラジオCMですと解説がありました。
内藤さんの講演のまとめ
最後に、内藤さんは以下のように講演をまとめ締めくくりました。
- アイデアをしっかり考える。
- 「あいさつ」をする。
「アイデアをしっかり考える。」
予算がなくてもアイデア次第で素晴らしいものが作れます。アイデアをしっかり考えて下さい。
「あいさつ」をする。
あいさつをして、人とのコミュニケーションを大事にする。あいさつができない人は仕事がなかなか出来ない。早速、学校であいさつするようにして見てください。
と今日の話をまとめ、講演を締めくくりました。
CMやポスターなど様々な広告作品を実際に見ながら、制作の裏話やアイデアの出し方などを解説して頂いたので、生徒たちも参考になったと思います。
CM映像やビジュル画像、音声をたくさん使った講演でしたので、楽しくて分かりやすく、生徒たちも集中して視聴できたのではないでしょうか。
内藤さん、貴重なお話をありがとうございました。
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