- 2013-09-04 (水) 13:23
- 筑陽学園高等学校
インターアクト部では生徒の豊かな心を育むことを目的として、社会奉仕活動や国際理解活動など、数多くのボランティア活動に取り組んでいます。
今回は、タオル帽子を病院へ寄贈する地域貢献を行いました。
以下、インターアクト部部長の3年生織田侑希さんの活動報告書を紹介します。
インターアクト部 顧問 橋本雅俊
タオル帽子が患者さんを笑顔にする
抗がん剤治療の副作用で髪の毛が抜ける。そんな患者さんの不安やストレスは想像を絶するほど大きい。けれども、頭に帽子を被ることで、その精神的な不安はずいぶんと和らぐ。
「鳥栖タオル帽子の会」の豊増三枝子さんからこのお話を伺った時、自分が健康であることのありがたさに気付かされました。そして健康だからこそ、人に役立つことをやっていくべきだと思いました。一緒に聞いていた他の部員たちの思いも同じでした。そこで、私たちの手でタオル帽子を作り、それを必要とされる方々に使っていただくことにしました。
タオルで帽子を作るといっても、どのような素材・柄のタオルで作ればよいのか。肌触りや吸水性はどうなのか。また、どれくらいの大きさの布地にすればよいのか。そして、帽子はどのようにして作るのかなど、最初はわからないことばかりでした。豊増さんにもいろいろと教えてもらいながら、みんなで手分けして20個のタオル帽子を作りました。
後日、ラッピングをして、メッセージカードを添えた帽子を、佐賀県鳥栖市の今村病院に届けました。その際、「患者さんたちは楽しそうに、どのタオル帽子にするか選んでいますよ。」と、院長先生が話してくださいました。その時、本当にこの活動をはじめてよかったと感じました。どんなに小さな活動であっても、喜んでくれる人がいるということを、私はこの活動を通して改めて学びました。
「心を込めて、一人でも多くの人が笑顔になるようにと思いながら作った。」
「はじめて誰かのために縫物をした。」
「お母さんも関心を持ってくれて、お母さんが縫い方を教えてくれた。」など、部員たちにもそれぞれの学びがありました。
ボランティア活動は、自分を見つめ直す機会を提供してくれます。また、社会を、自分を変える力にもなります。これからも、さまざまなボランティア活動に参加することで、自分自身を成長させていきたいと考えます。
インターアクト部部長3年 織田侑希
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