- 2010-12-20 (月) 9:47
- 筑陽学園高等学校
元西日本新聞社の新聞記者であった田中一彦氏を講師に迎え昨年度から始まった「時事問題解説講座」。
今年も5月から隔週の土曜日放課後に実施され、12月18日(土)に本年度12回目の講義が行われました。
これまでは、政治や経済をテーマにしたものに加え核の利用、人権や命、天皇制についてなど、時事問題に限定されない幅広いテーマ設定で「教養講座」として回を重ねてきたように思います。
2学期最後の講義となった今回のテーマは、「幸せって何だっけ?」。
車座になった受講生徒たちと田中氏が「幸福」について、議論を交わす、大学のゼミのようなムードの中「幸せ」について考えを深めていきました。
田中氏の手作りの資料と新聞切り抜きのコピーを教材にし、生徒たちの素直な意見や考え方も取り入れつつ、アリストテレスやアラン、ケインズ、ダライ・ラマの名前も出てくる講義は、生徒たちにとって「知的な背伸び」である事は間違いないようです。が、メモを取りつつ、自分の考えを発言する生徒たちの目は輝きを放っています。
「12年連続で自殺者が3万人を越えている日本は幸せと言えるだろうか?」という元新聞記者らしい問いかけに皆、必死で答えを探そうとしています。
ヨーロッパやインド、ブータンなどの暮らし方を参考にしつつ「幸せ」について考える充実した90分でした。
レポート:岡元先生
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